いよいよ繁忙期！市場（お客様）の声に応える為の対策（賃貸編）

ビジネスを成功させる要因が様々ありますが、その中で『市場のニーズに応える』ことは有効な手段の一つです。その為には、市場にはどの様なニーズがあるのかを把握しておくことが大切ですよね。

毎年、様々な市場調査が行われ発表されております。今回は、公益社団法人　全国宅地建物業保証協会から発表されている調査報告を取り上げさせて頂きます。

一人暮らしに関する意識調査

年が明けると、不動産賃貸業界は繁忙期に突入します。そこで如何に市場のニーズに応えられるように準備しておくことが繁忙期対策の一つになるかと思います。

一人暮らしに関する意識調査の結果がありますので参考なるかと思います。

勿論、意識されている大きなポイントは家賃ですが他にも重視しているポイントがある様です。

一人暮らしの部屋探しをする場合、家賃以外に『建物』について重視するポイント　TOP3

1 間取りの広さ 67.6%

2 日当たり 57.2%

3 駐車場の有無 45.9%

女性は男性よりも、項目全体での割合が高く、建物についてのこだわりが高い。「セキュリティ」、「日当たり」「築年数」において、女性は男性よりも高い割合で重視している傾向にある様です。

一人暮らしの部屋探しをする場合、家賃以外に『環境』について重視するポイント　TOP3

1 コンビニ・スーパーなどの有無 68.9%

2 学校･ 職場に近い 45.0%

3 駅が近い 41.9%

性別を問わず利便性を重視する傾向ですが、女性はより細部へのこだわりが強いようです。また高齢層ほど「医療機関の有無」を重視する傾向があるようです。

一人暮らしの部屋探しをする場合、重視する『部屋の設備』　TOP3

1 バスとトイレが別 68.8%

2 収納スペース 60.7%

3 エアコン付き 60.0%

女性は男性と比較して、重視する「部屋の設備」のポイントが幅広い傾向があるようです。

上記の調査結果は、取り扱う物件やホームページの対策の参考になりそうですね。

一人暮らしをすることで感じられる“良いこと(満足点)”　

エリア別のキーワードランキングで、各エリアともに「自由」が１位、北海道を除いたエリアでは「時間」が２位となっております。

良いこと(満足点)において、属性別のキーワードランキングで、各属性とも「自由」「時間」が上位に上げられております。

男性では、家族等同居人に合わせる時間に縛られず、自由に生活できる気軽さ、気楽さが年代を問わず共通のワードの様です。

女性では「自分のペースを守れる」「自分の思いのまま生活できる」ことが重視されている傾向があるようです。

一人暮らしをする上で“困ること(不満点)”

困ること（不満点）において、エリア別のキーワードランキングで、各エリアともに「病気」が上位に挙げられているようです。

「家事」「体調」「不安」「困った時に助けてくれる家族等がいない」などが挙げられております。

属性別のキーワードランキングで、各属性とも上位には「家事」「病気」「体調」があります。

この様な調査結果は、物件や物件エリアのセールスポイント等を記載する際に参考にすると、よりお客様に生活後のイメージを持って頂けるかもしれません。

また、今回ご紹介した調査結果は全国集計と各地域での集計がそれぞれありますので、皆様の該当地域の情報を確認して参考にしてみてください。

各調査結果　出展　公益社団法人　全国宅地建物業保証協会

https://www.zentaku.or.jp/research/questionnaire/