第7回 覚えておくと重宝するExcelテクニック

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第7回 覚えておくと重宝するExcelテクニック

ホームページの問い合わせフォームで都道府県や生年月日を入力するときに、選択式のメニューが利用されているのを見かけると思います。
「プルダウンメニュー」や「ドロップダウンリスト」と呼ばれますが、同じものをエクセルでも作ることができます。

物件のメンテナンス状況の進捗管理や、お問い合わせの対応状況などをエクセルで管理している場合に、対応状況や進捗を入力するところに選択式メニューを設定しておくことで、素早く正確に登録できるようになります。

今回はこの選択式メニューをエクセルで作る方法をご紹介します。
※Excel2003以降に対応しています。

選択肢を直接入力して作る

① 選択式メニューを設定したい範囲を選びます。

② [データ]タブ→[データツール]グループの[データの入力規則]をクリックします。
※Excel2003はメニューバーの[データ]→[入力規則]をクリックします。

Excel7-1

③ 「データの入力規則」ダイアログボックスが表示されるので、[設定]タブの[入力値の種類]の「▼」をクリックして、「リスト」を選択します。

④ [元の値]欄に選択肢となる単語を、「,」(半角カンマ)で区切りながら入力します。

⑤ [OK]ボタンをクリックします。

Excel7-2

⑥ 選択リストを設定したセルをクリックすると、セルの右側に「▼」が表示されます。
「▼」をクリックすると④で入力したデータが表示されます。

Excel7-3

 

入力済みのデータを選択肢に利用する

すでに入力されているデータを選択リストにすることもできます。
都道府県など項目数が多い場合は直接入力するよりも、予めエクセルに入力したデータを使用するほうが登録がぐっと楽になります。

① 予め選択肢にしたいデータを入力しておきます。(★リストにする範囲)

② 選択リストを設定したいセルを選びます。

③[データ]タブ→[データツール]グループの[データの入力規則]をクリックします。
※Excel2003はメニューバーの[データ]→[入力規則]をクリックします。

Excel7-4

④「データの入力規則」ダイアログボックスが表示されるので、[設定]タブの[入力値の種類]の「▼」をクリックして、「リスト」を選択します。

Excel7-5

⑤ [元の値]欄をクリックして、「★リストにする範囲」をドラッグします。

※指定できる範囲は1列のみです。

⑥[OK]ボタンを押します。

⑦選択リストを設定したセルをクリックすると、セルの右側に「▼」が表示されるようになります。

「▼」をクリックすると④で入力したデータが表示されます。

Excel7-6

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