不動産とインスタの相性は?具体的な集客方法や活用のポイントも紹介

LINEで送る
Pocket

不動産業界でもSNSを活用した集客に力を入れる不動産会社が増えています。その中でもインスタグラムは、画像や動画で視覚的に物件をアピールできることから取り入れる不動産会社が多いものです。

とはいえ、「インスタグラムの活用方法がよく分からない」という方もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事ではインスタグラムの集客方法や具体的な活用方法・押さえておきたい活用ポイントまで分かりやすく解説します。

 

不動産業とインスタの相性は?

まずは、インスタグラム(Instagram)の特長を確認して、不動産業との相性について考えてみましょう。

 

インスタグラムの特徴

インスタグラムは、画像や動画での投稿をメインとしているSNSサービスです。

世界中で利用されており、日本国内では10~20代の女性から圧倒的な支持を得ています。

出典:「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書」(総務省)https://www.soumu.go.jp/main_content/000831290.pdf(2023年8月30日に利用)

女性や若い人の利用が多いですが、30〜50代で利用する人も少なくなく、年齢・性別を問わず利用されているのです。

インスタグラムの大きな特徴は、ビジュアルを重視するユーザーが多いという点。“インスタ映え”という言葉があるように、凝った文章よりもおしゃれな写真のようなパッと目を引く投稿が注目されます。

ただし、インスタグラムはX(旧Twitter)の“リポスト”のような機能はないため、拡散力は高くありません。

投稿に「いいね」がつくことやハッシュタグをつけて上位表示できれば多くのユーザーの目に留まりやすくなりますが、自社の投稿を上位表示させることは簡単ではないでしょう。

 

インスタの活用次第で、ユーザーの興味を惹きつけることができる

インスタは、物件の魅力を写真や動画で視覚的にアピールできるという強みがあります。インスタでは“映え”を重視するユーザーが多く、不動産業界は「見た目」が重要な集客ポイントです。

物件の内装・外観や暮らしの雰囲気など、文章だけでは伝わりにくい魅力も、インスタならビジュアルでアピールできます。

特に、おしゃれな外観や内装のデザイナーズ物件、個性的な物件を取り扱っているなら、インスタから集客につなげやすいでしょう。

また、インスタでは画像が大きく表示されるため、ホームページの写真よりも、水道の水漏れや小さな傷の有無などの視認性が高まり、物件をよりイメージしやすくなります。

インスタには他SNSと同様にフォロー機能があり、投稿を気に入ったユーザーにフォローしてもらえると継続的な接点を作ることが可能です。

フォローしてくれたユーザーに向けて定期的に情報発信することで、自社のファンづくりや問い合わせなどにつながっていく可能性が高まるでしょう。

 

不動産業でのインスタの活用方法

具体的なインスタの活用方法には次の3つがあります。

  • 物件や周辺情報、お役立ち情報の投稿
  • リールやストーリー、ライブ機能でのルームツアー
  • 広告の配信
 

物件や周辺情報、お役立ち情報の投稿

インスタの基本的な活用方法として、物件や周辺情報、お役立ち情報の写真や動画の投稿があります。

内装・外観や物件周辺の魅力的な写真を投稿することで「ここに住んでみたい」とユーザーに思ってもらい、フォローや問い合わせにつなげることが可能です。

合わせて、入居後の生活や家選びといったお役立ち情報を投稿することも効果的です。

お役立ち情報を投稿することで、家選びや入居後の生活のイメージが明確になり、物件への興味を持たせやすくなるでしょう。例えば、マンションの注意事項に関する投稿に『騒音などに注意』と書いてあるのを見たユーザーは、「他人に気を使いたくないから一軒家がいい!」と考えるかもしれません。ユーザーがインスタの投稿を見ることで、「どの物件が良いのか」というイメージが湧きやすくなり、物件探しをサポートすることができるのです。

 

リールやストーリー、ライブ機能でのルームツアー

インスタグラムには、基本的な投稿以外に3つの投稿方法があります。

  • リール:最大90秒の動画を投稿できる機能
  • ストーリー:24時間で自動的に消える動画を投稿できる機能
  • インスタライブ:リアルタイムで情報を発信する機能

リールやストーリー、インスタライブ機能を活用した投稿でおすすめなのがルームツアーです。

動画であれば、間取りの図面よりも部屋の位置などをわかりやすく説明でき、物件の魅力が伝わりやすくなります。

ライブ機能であれば、ユーザーからのコメントをその場で受け取れるので、ライブを通してユーザーの疑問をリアルタイムで解消することができるでしょう。

 

広告の配信

インスタグラムでは有料広告の配信も可能です。

インスタ広告は6つのフォーマットが用意されているので、ターゲットや予算に合わせて選ぶとよいでしょう。

主な広告フォーマット

  • 発見タブ広告:検索画面に表示されている投稿のどれかをタップし、数回スクロールすると通常の投稿のような形で表示
  • フィード広告:ユーザーのタイムライン画面に通常の投稿のような形で表示
  • リール広告:リール投稿画面を数回スクロールすると縦長全画面で表示
  • ストーリーズ広告:ストーリーズを数投稿閲覧すると縦長全画面で表示
  • カルーセル広告:ユーザーのタイムライン画面に通常の投稿のような形で表示。1つのフィード広告に2枚から10枚の画像や動画、リンクボタンを掲載できる
  • コレクション広告:ユーザーのタイムライン画面に通常の投稿のような形で表示。タップされると商品詳細ページなどを全画面表示できる

年齢・性別など細かい条件でのターゲティングもできるため、自社のターゲットや物件に合わせた広告配信が可能です。

広告を使うことで、キャンペーンやイベントの告知をするだけでなく、運用初期段階でフォロワーを増やすこともできるでしょう。

 

不動産業でインスタを活用する際のポイント

インスタは、ただ投稿すればフォロワーが増えて集客につながるという訳ではありません。効果的なインスタ運用をするために、4つのポイントを押さえておきましょう。

  • 投稿では投稿数の多いハッシュタグをつける
  • 位置情報をつけて投稿する
  • テキスト欄の文字を極力少なくし、画像内に説明を加える
  • 定期的に更新する
 

投稿では投稿数の多いハッシュタグをつける

実際に投稿する際は、投稿数の多いハッシュタグをつけることが重要です。ハッシュタグとは、「#」マークをつけて文章部分に打ち込むタグのことを言い、検索キーワードの役割を果たします。

ユーザーは、インスタグラムの投稿を検索する際、「#地名」のようにハッシュタグを使って検索するのが一般的です。

よって、投稿数の多いハッシュタグをつけることで、より多くのユーザーの目に留まりやすくなるでしょう。

不動産業界の場合は、地名や部屋の向き、駅名などをハッシュタグにすると、その物件を探している人に情報を届けやすくなります。

 

位置情報をつけて投稿する

インスタグラムの投稿には、位置情報を入れることも可能です。

位置情報を設定して投稿することで、地域や住所で検索するユーザーに表示されるようになります。

住みたい場所や地名で検索するユーザーは物件に求める条件が決まっているため、契約意欲が高まっています。インスタに物件を投稿する際は位置情報を入れて、契約意欲が高いユーザーの目に留まりやすくしましょう。

 

テキスト欄の文字を極力少なくし、画像内に説明を加える

インスタの投稿では、テキスト欄の文字を極力少なくして画像内に説明を加えることが重要です。

インスタグラムの投稿で表示の大部分を占めるのは画像・動画であるため、テキストでの情報発信にはあまり適していません。

よって、ユーザーも投稿を見るか見ないかの判断はテキストではなく“ビジュアル”で決めていると考えられます。

もし、テキストで説明したい内容がある場合は、画像内に簡潔な言葉で加えることでユーザーにも届きやすくなるでしょう。

 

定期的に更新する

インスタを活用する際は、定期的に投稿やストーリーズなどによる更新を行うことを意識しましょう。定期的に更新することで、より多くのユーザーの目に留まりやすくなります。

逆に、更新の日が空いてしまうとユーザーの興味が薄れ、フォローを外されてしまうことも。

毎日投稿できるのが理想的ですが、難しい場合は週に1〜2回以上の更新を実施することをおすすめします。

 

まとめ

インスタグラムは、画像・動画での投稿に特化しており、物件の魅力を伝える必要のある不動産業界との相性が良いツールです。

物件の画像投稿やライブ機能を使ったルームツアー、広告配信などさまざまな活用方法があるため、ターゲットやアピールしたい物件に合わせて活用できます。

インスタ投稿する際には、「投稿件数の多いハッシュタグをつける」、「表示面積が大きい画像・動画で簡潔かつ分かりやすい投稿を心がける」、「定期的に更新する」ことを意識して運用しましょう。

日本情報クリエイトは、低予算で導入できる「不動産会社専門WEB広告運用サービス」で不動産の集客に注力している人をサポート。不動産業界に特化したプロフェッショナルが、現状分析からアフターフォローまでバックアップし、Instagram広告の運用にも対応しています。

また、企業の予算や運営方針に合わせて4つのプランからお好みのものを選択できるため、この機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

LINEで送る
Pocket