物件の印象がガラッと変わる「物件タイトル」
ポータルサイトや自社ホームページで集客をする際のゴールには、お客様からの資料請求や問い合わせ、直接来店などがあげられます。
多くの不動産業者がインターネット上に物件を掲載している中で、自社を選んでもらうためには、お客様に問い合わせしてもらえるような工夫が必要です。
お客様に問い合わせしてもらうための工夫
例えば、自社ホームページ内の目立つところに、
・問い合わせページのリンクや電話番号を載せる
・安心感のある会社概要やスタッフブログを用意する
・店舗の住所や営業時間を明記する
などがあげられます。
また、物件の魅力が伝わらないと、そもそも問い合わせをしてもらえません。
そのためには、
・物件写真を充実させる
・細かい設備や周辺環境の説明を載せる
・スタッフ目線での物件に対するリアルなコメント
なども重要な要素となります。
ポータルサイトやホームページの集客では、いかにお客様に「問い合わせをしたい!」と思わせるかがポイントです。
さらに、問い合わせをしてもらうための工夫をもう1つご紹介します。
注目すべきは「物件タイトル」
今回注目するのは、「物件タイトル」です。
物件のタイトルというと、
「JR山手線 新宿駅 5階建 築15年」
「渋谷区 代々木駅 10分 1LDK」
「日本クリエイトレジデンス品川 3階 2DK 12.5万円」
といったものが多いのではないでしょうか。
このようなタイトルはパッと見て条件が分かりやすいですが、他の不動産業者も似たようなタイトルで掲載しているので、情報が埋もれやすくなります。
利用されやすいキーワードばかりだと、お客様が探そうとしたときに似たような物件が多く出てくるので、自社で紹介したい物件を見ていないかもしれません。
では、お客様に選ばれる物件タイトルをつけるにはどうしたらよいのでしょうか。
想像してにやにやしちゃう物件タイトルをつける
ポイントとなるのは、お客様にその物件で暮らす自分を想像してもらうことです。
お客様は新しい生活に向けて部屋を探しています。
注目するところは様々でしょうが、なるべく自分のライフスタイルに合った部屋を見つけたいと思っているはずです。
「この部屋で生活した自分」を想像させるタイトルがあれば、物件がどんな場所や間取りかといった情報がなくても、興味を持って物件の詳細を見てくれるでしょう。
例えば、
とっておきの家具で暮らすコンパクトライフ
→「どんな家具も合わせやすい部屋なのかもしれない」
遊べるワンルーム
→「遊べるくらい広い部屋なのかもしれない」
開放感のある1LDK
→「天井が高くて窓が大きい部屋なのかもしれない」
夜景を眺めながらお酒が楽しめる大人の空間
→「夜景が見えるほど長めの良い部屋なのかもしれない」
陽だまりがさしこむ明るいお部屋
→「日当たりがいい暖かい部屋なのかもしれない」
このようなタイトルであれば、生活している自分を想像することができます。
もし、詳細をみてお客様の希望に沿うものではなかったとしても、この会社の他の物件も見てみよう、一度問い合わせしてみようという気持ちになるかもしれません。
また、こういったタイトルは他社との差別化にもなるので、物件を探すお客様の目にもとまりやすいことでしょう。
お客様に問い合わせしてもらえる手段のひとつとして、今回ご紹介したように物件タイトルを工夫してみてはいかがでしょうか。